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ホットセール古今和歌秘註《古今栄雅抄》　序一・二　二冊　写本短歌、俳句

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商品詳細情報

管理番号	新品：92105166610 中古：92105166610-1	メーカー	f72e76bf41e	発売日	2025-04-25 06:22	定価	9500円
カテゴリ	文学、小説短歌、俳句古今和歌秘註《古今栄雅抄》　序一・二　二冊　写本

ホットセール古今和歌秘註《古今栄雅抄》　序一・二　二冊　写本短歌、俳句

26.7×18㎝

【題箋】

『栄雅抄此？壱？序在古今和歌秘註序一』

『栄雅抄序下續古今和歌秘註序二』

【内容】『註』は「仮名序」を84に分け、それぞれに解説を加えている。和露句集　第四／川西徳三郎／川西和露荘／大正9年。下の 01 28 等は、それぞれに、私に付した番号である。三國玲子全歌集。

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序一

【内題】古今和歌集秘註

序一

序1丁

本文

01やまとうたはひとの心をたねとして 1丁裏

↑

↓

28あるは花をそふとてたよりなき所に 61丁裏～62丁裏

*****************************************************

序二

29しかあるのみにあらす 2丁表

↑

↓

84人丸なくなりにたれと哥の事 57丁表～59丁裏

追加

01春きぬと人はいへともうくひすのなかぬかきりはあらしとそ思ふ 60丁表

↑

↓

16立田川もみち葉なかる 63丁裏

【因みに】「追加」「14植しうへは秋なきときや」63裏の歌は

『伊勢物語 51段』

『古今和歌集秋歌下』のもので、原形は

植ゑし植ゑば秋なき時や咲かざらん花こそ散らめ根さへ枯れめや

～「『へ』←→『ゑ』。歌のこころ　村上一郎　帯函　初版第一刷　書き込み無し本文良　宮沢賢治前登志夫論。仮名遣いの指摘？」～

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【参考】『古今和歌集仮名序』の本文と、「提出本」にでてくる「仮名序」の解説部分（全84項目）を比較しながら、その所在を提出本の丁数で示した。鳴雪句集/内藤鳴雪/俳書堂。参考にされたい。形而情学　初版200部　毛筆署名箋入　野中ユリサイン入手彩色エンボス挿絵一葉/加藤郁乎　野中ユリ挿画/昭森社。「仮名序の本文」ネットで借用したものなので、「提出本」の本文とは違うことをご了承ください。風に紅葉(かぜのもみじ)　―依拠物語本文総牽引―　著者：関恒延　1999年1月18日発行　教育出版。

（若干の間違いはご容赦を！）

古今和歌集仮名序

～一～

01 01裏やまとうたは、人のこゝろをたねとして、

02 03表よろづのことのはとぞなれりける。0024926 消息のうた無名会 9冊北九州市門司区句会同人誌昭和33-5年大北たきを。よの中にあるひとことわざしげきものなれば、心におもふ事を、みるものきくものにつけていひいだせるなり。角川現代短歌集成　全4巻・別冊　全5冊揃/岡井隆　岡野弘彦　佐佐木幸綱　篠弘　馬場あき子　監修/角川学芸出版。

03 05表はなになくうぐひす、みづにすむかはづのこゑをきけば、いきとしいけるものいづれかうたをよまざりける。マニエリスムの旅　特装本35部　川口霽亭書作品一葉入/岡井隆/書肆季節社。

04 06裏ちからをもいれずしてあめつちをうごかし、めに見えぬおにかみをもあはれとおもはせ、をとこをむなのなかをもやはらげ、たけきものゝふのこゝろをもなぐさむるはうたなり。空には本/寺山修司/的場書房。

05 08裏このうた、あめつちのひらけはじまりける（時）よりいできにけり。（雑誌）層雲第12巻第2・3・4号大正11年5・6・7月号 3冊/荻原井泉水秋山秋紅蓼青山郊汀木村緑平村野四郎他/層雲社。

06 10裏しかあれども、よにつたはれることは、ひさかたのあめにしては、したてるひめにはじまり、

07 15裏あらがねのつちにしては、すさのをのみことよりぞおこりける。川浪磐根全歌集昭和45年新星書房佐賀出身昭和期の歌人。

08 16裏ちはやぶるかみよには、うたのもじもさだまらず、すなほにして、ことのこゝろわきがたかりけらし。〈希少〉もなみ抄―川柳句集田頭良子〈田辺聖子、帯〉　葉文館出版　1997〈初版〉【管理番号2Fcp本扉307】。

09 22表人のよとなりて、すさのをのみことよりぞ、みそもじあまりひともじはよみける。△送料無料△　復刻版　紙錢を焼く　山城正忠第一歌集　沖縄啄木同好会【沖縄・琉球】。

10 33表かくてぞはなをめで、

11 33表とりをうらやみ、

12 33表かすみをあはれび、

13 33裏つゆをかなしぶ

14 33裏こゝろことばおほく、さまになりにける。みずかありなむ/山中智恵子/私家版（無名鬼発行所）。とほきところもいでたつあしもとよりはじまりて年月をわたり、たかき山もふもとのちりひぢよりなりて、あまぐもたなびくまでおひのぼれるごとくに、このうたもかくのごとくなるべし。☆墨筆歌入り署名落款付限定本『木俣修歌集愛染無限』明治書院;;昭和49年:初版:二重函本;総革;天金塗装元パラ;巻頭カラー口絵;;畦地梅太郎。

15 35裏なにはづのうたは、みかどのおほむはじめなり。日光　5巻1号　昭和2年9月　北原白秋　釋迢空　岡本かの子　前田夕暮　穂積忠　経年シミ　折口信夫　文芸雑誌短歌。

16 38表あさかやまのことばゝうねめのたはぶれよりよみて、

17 40表このふたうたは歌のちゝはゝのやうにてぞ、（て）ならふ人のはじめにもしける。歌人略傳筆書き。

18 42表そも歌のさまむつなり。子午線の繭/前登志夫/白玉書房。からのうたにもかくぞあるべき。＃lp ◆ 超希少本 ◆◇ 俳句雑誌「沖」第5巻第1号～第11号 11冊 ◇◆ 沖発行所　昭和49年。

19 44表そのむくさのひとつにはそへ歌。句集　南風　献呈署名入/土居蹄花/東炎山房。

20 44裏おほさゝきのみかどをそへたてまつれるうたなにはづにさくやこのはなふゆごもりいまははるべとさくやこのはなといへるなるべし。※梅の薫　林豊子（關坂豊子）追悼俳諧之連歌集　長野県生　昭和11年小笠原孝三郎編（下伊那郡三穂村）・林治郎発行　和歌俳道　地方文芸。

21 46表ふたつにはかぞへうたさくはなに思ひつくみのあぢきなさみにいたづきのいるもしらずてといへるなるべし。佐々木啓子編中城ふみ子資料4冊『中城ふみ子資料目録　増補・改訂版』『中城ふみ子短歌作品推敲の跡』他/私家版。

22 47裏みつにはなずらへうたきみにけさあしたのしものおきていなばこひしきごとにきえやわたらむ+といへるなるべし。「俳句研究年鑑・作品展望資料」直筆句稿　54枚　/加藤楸邨　森澄雄　能村登四郎　橋間石　石原八束　細見綾子　清水径子　清水元吉　他。

23 50裏よつにはたとへうたわがこひはよむともつきじありそうみのはまのまさごはよみつくすともといへるなるべし。※古書　鈴木華堂歌集　筑波山東麓志筑村生　教員・歌人　萩原清松・原田雅雄・岡崎幸之助等発起人　茨城県文芸短歌資料。

24 53裏いつゝにはたゞことうたいつはりのなきよなりせばいかばかり人のことのはうれしからましといへるなるべし。釈迢空短歌綜集折口信夫河出書房新社昭和62年初版。

25 55裏むつにはいはひうたこのとのはむべもとみけりさきくさのみつばよつばにとのづくりせりといへるなるべし。N7FH3-210609 レア［伊藤左千夫における万葉集の受容貞光威名古屋大学国語国文学 36号抜刷 1975年7月］。

26 59裏いまのよの中、いろにつき人のこゝろはなになりにけるより、あだなるうたはかなきことのみいでくれば、いろごのみのいへにむもれぎの人しれぬことゝなりて、まめなるところにははなすすきほにいだすべき事にもあらずなりにたり。黄金記憶　香川進献呈署名入/小野茂樹/白玉書房。そのはじめをおもへばかゝるべく〔も〕なむあらぬ。歌集くちなし　保田典子　函　初版　ビニールカバー　保田與重郎夫人。

27 61裏いにしへのよゝのみかど、春のはなのあした、あきの月のよごとにさぶらふ人をめして、ことにつけつゝ歌をたてまつらしめたまふ。句集　眞神　限定53部　特装版　毛筆句署名入　城所昌夫銅版画一葉入/三橋敏雄/端渓社。

28 61裏あるははなをそふとてたよりなきところにまどひ、あるは月をおもふとて、しるべなきやみにたどれるこゝろをみたまひて、さかしおろかなりとしろしめしけむ。百人一首峯梯　衣川長秋著（本居宣長・春庭門下）【文政元（1818）年六月】一冊。

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～二～

29 02表しかあるのみにあらず、さゞれいしにたとへ、

30 02裏つくばやまにかけてきみをねがひ、

31 04表よろこびみにすぎ、たのしびこゝろにあまり、

32 04表ふじのけぶりによそへて人をこひ、

33 04表まつむしのねにともをしのび、

34 04裏たかさごすみのえのまつもあひおひのやうにおぼえ、

35 06表をとこやまのむかしをおもひいでゝ、

36 06表をみなへしのひとゝきをくねるにも歌をいひてぞなぐさめける。良夜爛漫　限定版310部　毛筆歌落款入/塚本邦雄/河出書房新社。

37 08表又春のあしたにはなのちるをみ、

38 08裏あきのゆふぐれにこのはのおつるをきゝ、

39 08裏あるはとしごとに、かゞみのかげにみゆるゆきとなみとをなげき、

40 09表くさのつゆみづのあわをみて、わがみをおどろき、

41 09表あるはきのふはさかえおごりて、〔今日は〕ときをうしなひよにわび、

42 09裏したしかりしもうとくなり、

43 09裏あるはまつ山のなみをかけ、

44 10裏野なかの（し）みづをくみ、

45 10裏あきはぎのしたばをながめ、

46 11表あか月のしぎのはねがきをかぞへ、

47 11裏あるはくれたけのうきふしを人にいひ、

48 11裏よしのがはをひきてよの中をうらみきつるに、

49 12表いまはふじのやまもけぶりたゝずなり、ながらのはしもつくるなりときく人は、うたにのみぞこゝろをばなぐさめける。●N563●俳句作法●佐藤紅緑●俳句評釈●内藤鳴雪●連句作法●萩原羅月●大日本俳諧講習会●私製合本●即決。

50 16裏いにしへよりかくつたはれるうちにも、ならのおほむ時よりぞひろまりにける。ガーデニア・ガーデン/錦見映理子/本阿弥書店。

51 18表かのおほむよや、うたのこゝろをしろしめしたりけむ。啄木歌集　石川啄木　美和書房版。かの御時に、おほきみ（み）つのくらゐ、かきのもとの人まろなむうたのひじりなりける。中村汀女星野立子集 (朝日文庫現代俳句の世界)。

52 20裏これはきみも人もみをあはせたりといふなるべし。水銀伝説　献呈署名入/塚本邦雄/白玉書房。

53 21裏あきのゆふべたつたがはにながるゝもみぢをば、みかどの御めににしきとみたまひ、春のあしたよしの山のさくらは、人まろが心には雲かとのみなむおぼえける。江戸　紫　全２１冊　非売品　帙入り。

54 24表又山のへのあか人といふ人ありけり〔と〕。（雑誌）詩文学誌　炎　創刊号から14集内10冊/長田和雄　編発行/炎文学会（杉並区）。うたにあやしうたへなりけり。句集　窓　毛筆句署名入/笠原静堂/旗艦発行所。

55 25表人まろはあか人がかみにたゝむことかたく、あか人はひとまろがしもにたゝむことかたくなむありける。楠本憲吉全句集　限定100部版　直筆句署名落款入/楠本憲吉　/沖積舎。

56 30裏この人々をおきて又すぐれたる人も、くれたけのよにきこえ、かたいとのよりにたえずぞありける。酒ほがひ　初版/吉井勇　高村光太郎装　木下杢太郎口絵　藤島武二カット/昴発行所。これよりさきの歌をあつめてなむまえふしふとなづけられたりける。【文学】和田悟朗全句集　久保純夫, 藤川游子編　飯塚書店　2015年　俳句☆宇多喜代子　池田澄子　金子兜太　金子兜太　t99yn93。

57 32裏こゝにいにしへのことをも歌のこゝろをもしれる人、わづかにひとりふたりなりき。蕗子　毛筆句署名入（銀模様入表紙・版画入）/高柳重信/東京太陽系社（富澤赤黄男刊）。しかあれどこれかれえたるところえぬところたがひになむある。島原角屋俳諧資料　昭和61年　大谷篤藏　島原の俳諧　　島原俳人一覧　　出蕪村印譜。

58 32裏かのおほむときよりこのかた、としはもゝとせあまり、よはとつぎになむなりにける。句集　黄金郷/上野ちづこ　(上野千鶴子)　江里昭彦編/深夜叢書社。

59 36表いにしへの事をもうたをもしれる人よむ人おほからず。『近世上方狂歌叢書』1～29（全29冊揃）西島孜哉、光井文華、羽生紀子編　近世上方狂歌研究会　1984～2002年。

60 36表いまこのことをいふに、つかさくらゐたかき人をばたやすきやうなればいれず。俳諧四季部類《二柳庵・半化房校閲　花屋庵再訂》。

61 36裏そのほかにちかきよにその名きこえたる人は、すなはち、そうじやうへぜうは歌のさまはえたれども、まことすくなし。流亡現代語歌天久卓夫りゅうぼう潮汐社 2001年初版第1刷中古和歌歌集思想文学神信子。たとへばゑにかけるをむなを見ていたづらに心をうごかすがごとし。荻原井泉水短冊。

62 37裏ありはらのなりひらは、そのこゝろあまりてことばたらず。哇　志摩聰句帖　署名入/志摩聰/不動工房。しぼめるはなのいろなくてにほひのこれるがごとし。玉城徹作品集/玉城徹/不識書院。

63 38裏ふんやのやすひではことばゝたくみにてそのさまみにおはず、いはゞあき人のよきゝぬをきたらむがごとし。書籍★『猿蓑』初版本【原寸大写真複製本】限定500部の25番★松尾芭蕉俳諧七部集★稀覯本★送料無料。

64 40表うぢやまのそうきせんはことばゝかすかにして、はじめをはりたしかならず。球體感覺　初版/加藤郁乎/俳句評論社。いはゞあきの月をみるに、あかつきのくもにあへるがごとし。俳句「三木家俳句集」三木与吉郎　三木産業菊判徳島県板野郡松茂町 125487。

65 40表よめるうた、おほくきこえねば、かれこれをかよはしてよくしらず。現代歌人百人百書。

66 41表をのゝこまちは、いにしへのそとほりひめのりうなり。◆碧天舎【世界のＨＡＩＫＵへ－翻訳することでわかる俳句の真価】白峰義風著・俳句◆。あはれなるやうにてつよからず。歌集　水廊/大辻隆弘/砂子屋書房。いはゞよきをむなのなやめるところあるにゝたり。鈴木六林男草稿(句稿)。つよからぬはをうなのうたなればなるべし。★3/風蝕　林田紀音夫句集十七音詩の会飴山實飴山実。

67 43表おほとものくろぬしは、そのさまいやし。＃lp ◆ 超希少本 ◆◇ 俳句雑誌「沖　」第8巻第1号～第12号 12冊 7周年記念号有(10月号)◇◆ 沖発行所　昭和52年。いはゞたきゞおへるやまびとのはなのかげにやすめるがごとし。蕗子　函付特装本　銀模様入表紙　版画入　毛筆献呈署名入　重信直筆火山系俳句会同人加入申込書付/高柳重信/東京太陽系社（富澤赤黄男刊）。

68 45表このほかの人々、そのなきこゆるのべにおふるかづらのはひゝろごり、はやしにしげきこのはのごとくにおほかれど、うたとのみおもひて、そのさましらぬなるべし。蕗子/高柳重信/東京太陽系社（富澤赤黄男刊）。

69 45裏かゝるにいますべらぎのあめのしたしろしめすことよつのときこゝのかへりになむなりぬる。俳句講座7　連歌俳諧史　【執筆者】増田龍雨／潁原退蔵／乾木水／亀田小蛄／名和三幹升／樋口功／大森桐明／合本・版元など詳細不明。

70 46裏あまねき御うつくしみのなみ〔のかげ〕やしまのほかまでながれ、ひろき御めぐみのかげ、つくばやまのふもとよりも

71 47表しげくおはしまして、よろづのまつりごとをきこしめすいとま、もろのことをすてたまはぬあまりに、いにしへのことをもわすれじ、ふりにしことを（も）おこしたまふとて、いまもみそなはし、のちのよにもつたはれとて、

72 49表延喜五年四月十八日に、大内記きのとものり、御書所のあづかりきのつらゆき、さきのかひのさう官おふしかうちのみつね、右衞門のふしやうみぶのたゞみねらにおほせられて、萬葉集にいらぬふるきうた、みづからのをも、たてまつらしめたまひてなむ、

73 52表それがなかに、むめをかざすよりはじめて、

74 52表ほとゝぎすをきゝ、

75 52表もみぢをゝり、

76 52裏ゆきをみるにいたるまで、

77 52裏又つるかめにつけてきみをおもひ、人をもいはひ、

78 53表あきはぎなつくさをみてつまをこひ、

79 53表あふさか山にいたりてたむけをいのり、

80 54表あるは春夏あき冬にもいらぬくさの歌をなむ、えらばせたまひける。龍天に―句集 (夏爐叢書) / 山本うめ。

81 54表すべて千うたはたまき、なづけて古今和歌集といふ。☆3FFB‐190710　レア［俳句講座　俳風評傳篇　第2巻］俳風評伝篇　貞門俳系の研究。

82 55表かくこのたびあつめえらばれて、山したみづのたえず、はまのまさごのかずおほくつもりぬれば、いまはあすかゞはのせになるうらみもきこえず、さゞれいしのいはほとなるよろこびのみぞあるべき。試説　万葉人の自然観　第1～2編の計2冊　芦田邦一万葉人。

83 56表それまくらことば、はるのはなにほひすくなくして、むなしきなのみあきのよのながきをかこてれば、かつは人のみゝにおそり、かつはうたの心にはぢおもへど、たなびくゝものたちゐ、なくしかのおきふしは、つらゆきらが、このよにおなじくむまれて、この事のときにあへるをなむよろこびぬる。（雑誌）明星　辰歳第6号（明治37年6月号）　石川啄木「野歌三律」　石井柏亭木版「河邊の月」/坪内逍遥野口米次郎高安月郊他/東京新詩社。

84 57表人まろなくなりにたれど、うたのことゝどまれるかな。追憶／赭土社／非売品／1935年／題字・序（塩谷鵜平）。たとひときうつりことさりたのしびかなしびゆきかふとも、このうたのもじあるをや。富澤赤黄男短冊筥。あをやぎのいとたえず、まつのはのちりうせずして、まさきのかづらながくつたはり、とりのあとひさしくとゞまれらば、うたのさまを（も）しり、ことのこゝろをえたらむ人は、おほぞらの月をみるがごとくに、いにしへをあふぎていまをこひざらめかも。☆献呈中河與一宛署名句入限定88部本『動物の句集白鳥の春白鳥は』関根黄鶴亭;大雅洞;昭和46年;初版:函付;本クロス装;巻頭;関根準一郎木版。

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追加

01 60表春きぬと人はいへともうくひすの

なかぬかきりはあらしとそ思ふ

02 60表春日のゝ若なつみにや白妙の

袖ふりはへて人の行らん

03 60裏駒なへていさ見にゆかんふるさとは

雪とのみこそ花はちるらめ

04 61表わか庵はみやこのたつみしかそすむ

世をうち山と人はいふ也

05 61裏おもひつゝぬれはや人の見えつらん

夢としりせはさめさらましを

06 62表深山には松の雪たに

07 62表我衣手に雪はふりつゝ

08 62表春霞たつを見すてゝ行かりは

09 62.裏ひくらしの鳴つるなへに

10 62裏たけがり

11 62裏すみのえのきしによるなみ

12 63表袖ひちてむすひし水の

13 63表春霞たてるやいつこみよし野の

14 63裏植しうへは秋なきときや

15 63裏たつた川もみちみたれて

16 63裏立田川もみち葉なかる

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【参考】 14「植しうへは秋なきときや」

※『伊勢物語』五一段（植ゑし植ゑば）

昔、をとこ、人の前栽に菊うゑけるに、

植ゑし植ゑば秋なき時や咲かざらん

花こそ散らめ根さへ枯れめや

※『古今和歌集』巻五秋歌下

人の前裁に菊にむすびつけてうゑけるうた在原業平

268 植ゑし植ゑば秋なき時や咲かざらむ

花こそ散らめ根さへ枯れめや

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【刊期等】不明

早稲田大学蔵本解説に依れば、この本は『古今栄雅抄序巻第1-20 飛鳥井雅俊 [著]』の『序』の部分二冊のようである。首　現代歌人叢書50　毛筆識語署名落款入/山崎方代/短歌新聞社。両者を比較すると、確かに「序二」は「いにしへのよゝのみかど」で始まっているが、全巻の趣は少し違うようである。●短歌シリーズ人と作品●全24巻完結●桜楓社●正岡子規佐佐木信。

※全体的に、経年によるくすみ、汚れあり。★2/冬薔薇　細見綾子風発行所昭和27年謹呈署名句入り飴山實飴山実。

※経年による紙の劣化、変色、斑点状の染み、多数あり。サニー・サイド・アップ　加藤治郎歌集/加藤治郎/雁書館。

※梱包材の再利用に努めています。歌集　水の花　吉田守一　短歌新聞社。ご理解下さい。續百番句合　乾坤　蓼太・素丸・宗瑞ほか撰　吏登・嵐雪判　写本。