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希少　元内閣総理大臣　安倍晋三　書
■画　題■「茶掛け 山花開似錦（山花開いて錦に似たり）」・佐藤朴堂\r\r■寸　法■　（約）幅 ３６cm× 長さ １７３cm・軸先寸\r\r■略　歴■　佐藤朴堂（さとう ぼくどう）\r\r1935年 京都生れ。掛軸　前大徳　藤井誡堂筆　一行書　「無事是貴人」　共箱　C　8187A。\r\r1947年 兵庫県大徳寺派蔵雲寺 熈道和尚に就いて得度。お茶道具　袖摺松の茶杓　裏千家。\r\r1956年 妙心寺専門道場に掛塔。掛軸　黄梅院　紫野　小林太玄筆　一行書　「紅葉添秋色」　共箱　C　8188A。\r\r1971年 大徳寺派福聚院住職。掛軸 清『四季草花』日本画 絹本 肉筆 共箱付 掛け軸 g070217。\r\r1977年 大徳寺前住位稟承。【茶道具】前大徳寺 福本積應和尚筆「青松多寿色」一行　茶掛　掛軸B875。\r\r\r本紙、表装ともにたいへん良い状態です。荒木田守茂作1.5尺幅立 天照皇大神縦178cm 幅54.5cm 御神木の杉箱付。美品です。春光美術院 遠藤翠信作1.8尺幅立 月梅 縦190cm 幅67cmです。桐箱付。\r\rこちらの茶掛け　山花開似錦は、大徳寺派 福聚院 住職 前大徳 佐藤朴堂 老師の真筆一行ものでございます。日展 山崎啓次作1.8尺横池畔新緑 昭和12年生 大阪 縦165cm 幅67。\r\r軸先：黒漆塗。広井稔作1.2尺幅立 雪國 桐箱付 直筆です。縦182cm 幅45.5cmです。。　　紙本：墨書。【真作】高橋泥舟/一行書/掛軸/名家伝来/AC-239。　　箱書、花押があります。【真作】高橋泥舟/花落故溪深一/一行書/掛軸/名家伝来/AB-817。　\r\r共箱、タトウ箱付。【茶道具】前大徳寺　少林明堂筆　「墨竹図」軸　茶掛　掛軸B861。\r\r関防印は、無一物です。日展会員 川人勝延作1.8尺幅横 里 縦148cm 幅66.5cm 太巻二重箱。\r\r\r〜山花開似錦（山花開いて錦ににたり）とは？〜\r\r「山花開いて錦に似たり」というこの茶掛は、よく春の茶会の床に掛けられます。【茶道具】表千家 久田宗也宗匠筆　一行「和敬清寂」 掛軸　掛け物　茶掛　B868。\r\rしかし実は、この句は単なる春の景色を叙した詩句ではなく、「碧巌集」の第８２則に、大瀧智洪がある僧に「色身腐壊す。清光会 会員 竹角紅秋作2.5尺水墨山水 長さ168cm 幅88cmと幅広です。。如何なるか是れ堅固法身。春光美術院 同人 斎藤翠紅作1.8尺幅立 古都 縦190cm 幅67cm 桐箱付。」と問われて、大瀧曰く\r\r「山花開いて錦に似たり、澗水湛えて藍の如し。西国三十三ヶ所霊場巡拝 集印軸サイズ長さ197㎝幅59㎝です本金箔仕上げ本仏仕立。」と答えたとあります。ハロハロ【茶道具】少林明堂筆　「明歴々露堂々」　掛軸B865B864。\r\r問いを発した僧は、生悟りの僧で「私たちのこの色身・現身は死ねば直に腐敗し、焼けば灰になってしまいますが、金剛不壊といわれる堅固法身は、その場合はどうなるのでしょうか。春光美術院 増田春光作1.5尺幅立 大漁の図 縦189cm 幅54.5cm 桐箱。」と問うたのです。日本美術院同人 大野逸男作1.8尺幅横 晴れゆく日 縦142cm 幅66.5cm。\r\rこの僧、内実は「たとえ色身は滅んでも、堅固法身は不滅である。四国八十八ヶ所霊場巡拝軸桐箱付表装本仏仕立　五段表装サイズ長さ200㎝幅68㎝。」と信じ、それを大瀧から「いかにもその通りじゃ。【茶道具】前大徳寺 矢野一甫(宗深)和尚筆 『松樹千年翠』一行 掛軸 軸B862。だから心配しなさんな。今井白洞作1.5尺幅立 七字題目 桐箱付 縦199cm 幅55cmであります 。。」と裏書してもらい、自分で安心したくて出てきたのです。無所属 郡賜泉作尺幅桔梗 大正10年生 師 奥村土牛 縦140cm 幅35cm。\r\rところで、大瀧は、そんな裏書などするような甘い和尚ではなく\r\r山花開似錦　　山花開いて錦に似たり\r\r澗水湛如藍　　澗水湛えて藍の如し\r\rと応じたのであります。木戸松菊／木戸孝允（桂小五郎）「書」掛軸 絹本 タトウ箱付き：幕末 長州藩士＊。\r\r堅固法身とは、あたかもこのようなものだというのでありますが、誠に見事な答えであります。河原進【歌仙図】絹本　掛軸　太巻 共箱（解説あり）。\r\r大瀧は、問いを発した僧の誤りを正し、色身即法身、法身即色身であることを知らしめてやろうという肚（はら）で「山花開いて錦に似たり」「今、美しく咲きにおうているが、一夜の風に吹き散ってしまうあの山桜が、そのまま堅固法身じゃぞ」と示したのです。日展会員 川人勝延作1.8尺幅立富士山麓 縦191cm 幅67cm 太巻二重箱。\r\r大瀧の肚（はら）をよくわがものとして山花を仰ぎ眺め、澗水を俯瞰したら、自然の美が一段と深く味わいうるでありましょう。nishi　前大徳　雪尾要道筆　一行書　「柳緑花紅」　共箱　C　6962A。